自意識

ロンドン滞在もあと少し。

いろいろ時間を無駄にしてきてしまってる。

東京を離れているからなのか、家に話し相手がいないからかわからないが、自意識が大きくなって、日々の研究に手がつかない。

学部生の時に東京を離れて一人暮らしをやっていた時と同じ感覚。人文科学の著作や芸術作品(映画など)への渇望が大きくなるが、理系の研究で必要とされる丁寧な作業ができなくなる。京都にいた時も同じで、結局それで文転してしまったし、毎日本を読んだり映画見てばっかりいた。芸術でもしたいならそれでもいいかもしれないが、精神的な不安定によって才能のない道を選ぶのはやってはならない。

 

今日はこれを見た。

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「げんきな日本論」という本を記念した対談だそう。かなり面白かった。

江戸末期以降を扱っているのだが、現代からその時代を見るのではなく、その時代から未来を見ることが大事、ということ。

戦う職業である士(さむらい)たちが、江戸時代に戦う必要がない中で自分の存在意義を考える過程で、いろんな思想が生まれた。本居宣長のような商人階級の人も入って、国学朱子学、水戸学の研究が進み、国家神道へつながる動きがなんとなくつかめたような気がする。

本をKindleで買ったので読もう。でも、その前に研究を・・・。