映画「クラッシュ」を見た

先日、ロサンゼルスに行った。ある用事のために行ったので、全く観光はしなかったし、ほとんど半径1キロ円の中で過ごしたため、ロサンゼルスがどんな場所かを言える立場にない。それでも思ったことは以下2点ある。

  • 多人種(とりわけアジア系多し)
  • 車がないと行きたいとこにどこにも行けないほど街がデカい

映画「クラッシュ」はそんな多人種の街、ロサンゼルスにおいて起きた交通事故を取り巻く群像劇である。「交通事故でもなけりゃ人と人が接することもない」場所で、人種差別が渦巻き、互いに嫌悪しあう。しかし、この映画では悪いやつに見えたやつが敵対者を助け、憎む者が改心したり、善良であるはずの経験が悪をなすなど、善と悪がぐるぐる回って、めまいを覚えるような展開になっていく。

さて、我々日本人は車など必要ないくらい密集した都市に住む人間が多い中で、人と交わることができているか?嫌悪は善へ変わることがあるのか?

※蛇足ですが、似た作品でマイケル・ウィンターボトムひかりのまち」もオススメです。特に我々日本人にはロサンゼルスよりも状況が近い映画(ロンドンの映画です)だと思います…って実は内容をかなり忘れてしまってるんですが…(苦笑)。また見てみよう。

  

クラッシュ (字幕版)

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ひかりのまち [DVD]

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