休暇と仕事

「夏休みは取ったか?」とイギリスでよく聞かれる。

「まぁ、ここにいること自体が休暇です」とか「自分のやるべきことに集中できてないので、結果的に休暇になってしまってるかもしれない」というと、「それは休暇ではない」という返事が来る。

今日行った美容院の人は2週間イタリアを旅行したそう。そういえば、今住んでいる家の同居人(家主でもある)は今5週間のアフリカ旅行へ出ている。どれくらいがイギリスの平均なのかわからないが、ネットで見ていると2週間が相場なのかもしれない。

こっちにいる人は休暇といえば、家族と一緒にどこかに行くようなのだが、夫婦で同じ時に休みが取れないということも割とあるよう。

イギリス人は働くのを最小限にして、休みを大切にするといわれるが、仕事が好きなイギリス人は大勢いる。ただ、働き過ぎるのをみっともないと考えてるような印象を受ける。人生を豊かにする限りにおいて、仕事も休みも必要ということ。使い古された言い方だけど、イギリスに来てみればこちらで働いてなくとも肌感覚でわかるようになる。なので、なるべくたくさんの人が数ヶ月間外国で過ごすということを義務化しても良いと思う。